投資のスパンについて考えてみる
今回は投資のスパンについて、私の考えを書いてみようと思います。
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投資のスパンとは?
投資のスパンとは、購入した金融商品を保有する期間の事です。
投資関連の書籍やブログを読み漁っていると、FXはチャートの動きを見ながら短期で稼ぎ抜けとか、株式投資は長期投資と積立投資を実践すべし、みたいな事が書いてありますが、投資スパンとは正にその事です。
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なぜ、投資スパンを考えておく必要があるのか?
ずばり、日々の相場の動きに一喜一憂しないためです。
20代の頃は、正直あまり考えていませんでした。アベノミクスで日本株が上がっているから乗り遅れないように、という理由だけで株を買ったりしていました。要は、後先考えず、その時の勢いで投資していました。
でも、その場合どうなるかと言うと、相場が下げて含み損が出た時に、精神的に動揺しちゃうんですよね。
それで、耐えきれずに損切りしたところが運の尽きで、その後に相場が反発し始めて、あの時売らなきゃ良かった、みたいな事が多々ありました。
このような精神状態を防ぐ方法としては、やはり売却のタイミングを事前に計画しておく事に尽きます。ちなみに、これを出口戦略などと言ったりします。
たとえば、仮にあなたが長期的視点で投資を考えているのであれば、相場が下落して購入した商品に含み損が発生した場合でも、いずれまた上昇する時もやって来るだろう、と余裕を持って相場と向き合うことができます。いや、むしろ向き合う必要すらなく投資は放置プレーで、趣味など自分の好きな事に時間を費やす事も可能です。
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短期か長期、どちらが良い?
このブログでは長期投資を強く推奨します。
その理由は、長期投資をする事と、経済的・時間的・地理的な束縛からの解放に向けて努力する事とでは、基本的に同じベクトルを向いているからです。
もう少し分かりやすく解説するために、まずは短期投資について考えてみます。
そもそも短期投資にはどういうものがあるのでしょうか。たとえば、経済指標の発表前後にFX取引で稼ぐ方法や、株式のチャートシグナル云々で短期的に利益を出す方法など、これらは全て短期投資に分類されると考えてよいです。
世の中には、短期トレードで莫大な利益を上げて悠々自適に脱サラ生活を謳歌し、経済的・時間的・地理的自由を獲得されている方々も多くいらっしゃる事は承知しております。
ただ、短期取引の場合、どうしても相場との睨めっこが必要で、その間はパソコン画面にかじりついていないといけないので、人生レベルで考えると時間的に拘束されることになってしまいます。
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最近は、人間の代わりにロボットが自動で取引してくれる機能を提供している証券会社やFX業者もあるようですが、実際のところどうなんでしょうか。
そもそも、世界中の膨大な参加者がしのぎを削る金融市場で、勝者になるって並大抵のことではないですよね。神的なトレーディングセンスが必要でしょうし、運も味方にしなければなりません。
要するに、短期で大金を稼ぐのは、特別秀でたスキルや才能がある一部の人間だけがなせる技なのであって、私を含めた凡人には到底無理。お金を減らすだけです。
それでは、どうするのか?凡人は労働しかないのか?
いえいえ、安心してください。長期投資という道が残されています。
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長期投資の話をする前に、大前提として、世界の人口は新興国を中心に増加の一途をたどっており、世界経済全体のパイの大きさも拡大しているという事を理解してください。
この強烈な前提があるから、私のような凡人でも、長期投資で資産を拡大できる可能性があるのです。
更に、長期投資の場合は、基本的に放置プレーなので、パソコンの前にいる必要もないですし、精神的プレッシャーも無いので、時間的な束縛もありません。
ここまでで、短期取引と長期取引の長所と短所をまとめたいと思います。
短期取引の長所と短所
- 【長所】短期間で大金を稼げる
- 【短所】相場と睨めっこしなければならない(時間的束縛がある)
- 【短所】相場急変時は、精神的負担も大きい
長期投資の長所と短所
- 【長所】放置プレーなので、時間的・精神的な負担が小さい
- 【長所】世界経済の成長を享受できる可能性が高い
- 【短所】一夜にして大金持ちになる可能性は小さい
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私自身にとっての投資は、あくまで人生の目標を達成するための手段という位置づけです。
その意味で、短期取引は時間的束縛がありますし、金融市場は短期的にはゼロサムの世界なので、理屈では勝つ確率と負ける確率が同じ世界なのです。
言い換えると、各参加者が少しでも勝利する確率を上げるために、リアルタイムな情報や最新のテクノロジーを駆使して、互いにしのぎを削っている世界が短期投資なのです。
そんな過激な戦場で、凡人が勝つ見込みなんてほぼゼロです。
大切な軍資金を減らしてしまい、それがトラウマで金融市場から退場をくらってしまうのがオチです。
一方で長期投資はと言うと、理論的には世界経済の成長の恩恵を受ける事ができるので、勝つ確率のほうが負ける確率より大きいです。
さらに、一度投資してしまえば、その後は基本的に放置プレーなので、趣味などに興じる事もできます。
したがって、経済的・時間的・地理的束縛の解放にぐっと近づきます。
これが、このブログで長期投資を推奨する立場を取っている大まかな理由です。今後も長期投資に関する記事を書いていく予定です。
最後まで読んでいただき、有り難うございました。
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