【時事ネタ】インドと中国との緊張は一旦小康状態入りか⇒北朝鮮問題ばかりにとらわれるな
今回は時事ネタです。インドと中国関連です。
インドと中国との間で起こっていること
今年の6月以降、インドと中国との国境付近で緊張が高まっており、両国の軍隊が出動して睨み合いが続いていました。
しかし、最近になって、インドと中国の両政府が軍撤退について合意し、ひとまず武力衝突は避けられた模様です。関連ニュースも引用しておきます。
インド政府「印中双方の軍が撤退で合意」
中国とインドとの国境付近で双方の軍がにらみ合いを続けていた問題で、インド政府は双方が撤退することで合意し、すでに撤退が始まったことを明らかにしました。
両軍部隊が撤退、２カ月超のにらみ合い終息へ 首脳会談控え歩み寄りか
インドと中国、ブータンの国境付近で中印両軍の対峙が続いていた問題で、インド外務省は２８日、「対峙地点での国境要員の迅速な離脱が合意され、進行中だ」と発表した。
今回の件に限らず、今までも、インドと中国は国境付近での小競り合いがしばしば発生しており、まさに大国の覇権争いを繰り広げています。
因みに、中国が人口世界一である事は周知の事実かと思いますが、インドの人口も中国とほぼ同じなのです。インドに関する過去記事は下記をご参照ください。
両国間の武力衝突シナリオはあり得るか？
ここからは妄想の領域です。
インドと中国の国境問題について、現時点では小競り合いレベル終わっており、実際の武力衝突までは至っていませんが、きな臭い状態が続いています。今後の展開はどうでしょうか。
因みに、一部のインド人は紛争に備えて、金や米ドルの購入準備を進めているようです。この辺り、さすがですね。インドは、侵略と侵攻の歴史の繰り返しですからね。
筆者の意見としては、さすがに武力衝突に発展する可能性は低いという見方です。しかし、インドと中国との対立の歴史は長いので、今後も緊張状態は継続する方向かと思います。
今回のようなリスクを地政学的リスクなどと言ったりしますが、筆者含む投資家としては常にアンテナを張っておきたいところです。
北朝鮮問題より、インドと中国問題の方が影響大⇒日本人は、北朝鮮問題ばかりに目をとらわれるな
日本で生活していると北朝鮮問題ばかりが注目されがちですが、ひとたび海外に目線を移すと、このインドと中国の問題のほうがインパクトが大きく取り上げられています。
人口の面でいうと、インドと中国といえば圧倒的大国なので、この大国同士の衝突は、言い換えると、今後の世界の覇権争いに直結するからです。
北朝鮮ミサイル問題ももちろん重要なトピックですが、投資家としては、このインド・中国問題についてもウォッチしておく必要がありそうです。
中国は日本と地理的に近いからまだしも、インドに関してはなかなか情報が入ってこないのが普通だと思います。
しかし、今はインターネットの時代ですから、日本にいながらインドの現地ニュースにアクセスする事もできるので、情報を取得する手段にはたくさんあります。
筆者も最近になって、インドの重要性を感じ始めたので、勉強もかねて現地の経済系ニュースに目を通すようにしています。参考までにURLも記載しておきます。
【参考】インドの経済ニュース大手（Financial Express）
