ベーシックインカムが導入された場合、あなたは何のために働きますか?
突然ですが、ベーシックインカムという言葉をご存知でしょうか。
ベーシックインカムとは、「政府がすべての人に必要最低限の生活を保障する収入を無条件に支給する制度」と定義される。つまりは、政府からタダで毎月もらえるお金だ。
生活保護や負の所得税(ネガティブ・インカム・タックス:ある所得の水準に達していない人に対して税を還元する仕組み)などの他の社会保障との違いは、貧困対策ではないため、給付条件はなく誰でももらえるということ。
無条件で支給することによって社会保障制度をシンプルにし、行政上のコストを削減する。同時に、無条件という特徴は受給者に「政府からの施し」という劣等感を感じさせないという利点もある。
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最近、ネットやマネー系ブログなどで頻繁に取り上げられており、世界的に注目されている話題のようです。
近い将来、情報技術や人工知能が発達して、人間に代わってロボットが労働を実行してくれる時代がやって来ると言われています。ロボットが生み出した価値を社会に平等に再配分することで、人間は労働から解放されると同時に、最低限の生活を送ることができる、というのがベーシックインカムの趣旨のようです。
筆者は初めてベーシックインカムという言葉を耳にした時、かなり崇高なイメージを持ってしまいました。
というのも、今まで人工知能やロボットは人間から労働力を奪う存在として議論されることが多く、どちらかと言うと人間の脅威みたいな位置づけになっていたように感じていたからです。
しかし、ベーシックインカムでは全く逆の発想で、ロボットのおかげで人間は労働から解き放たれます。さらに、ロボットが生み出した社会的価値は人間に再配分されるから、ロボットは人間の脅威どころか、むしろ人間の生活を豊かにしてくれる存在として共存できるという発想が根底にあるようです。
と、ここまでは一般論でしたが、ここからが本題です!
ベーシックインカムが仮に導入された場合、あなたは働きますか?働く場合、その理由は何ですか?
この問いに、働かないと答える人は、最低限の生活さえできれば良いと思っている方でしょう。
一方で、働くと答える方は、何のために働くのでしょうか。これに対する答えが筆者が購読しているブログで記事になっていたので、ご紹介したいと思います。
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21世紀の労働は「生きるための労働」ではなく「贅沢するための労働」
「贅沢するため」のようです。かなり明確ですね、素晴らしいです。
ベーシックインカムで最低限の生活を送れるだけでもかなり豊かに見えますが、人間は快楽を求める生き物です。最低限では満足できず、ちょっとした贅沢も楽しみたい!と思うから働くという事ですね。
ただ、日本での導入可能性について考えると、かなり先の話のような気もします。なぜならば、財政が赤字で莫大な債務も抱えているため、財政健全化が実現されない限りにおいては、政治家も官僚も現実感を持った議論が全くできないのではないか?と思うからです。
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