怠け者サラリーマン投資日記

30代サラリーマンである筆者が、資産運用(株、債券、不動産など)や不労所得について語るブログです。

サラリーマンは株主のために働いているという事実

筆者の勤務先では、大体この時期は夏休みを取得する人が多いので、突発的な業務が少なく、ルーチンだけしっかり回していれば良かったりもするので、職場にいても比較的時間的な余裕があったりします。

しかし、筆者のように職場で暇していても、会社に出勤さえしていれば、毎月の固定給を貰うことができます。

社畜目線で言うと、これはかなり有難い事です。大して働いてもないのに、周囲と同じお給料を頂けるのですから。でも、逆に言うと、会社が損失を被っている事になります。一方の利益は、他者にとっての損失というわけです。

そもそも、従業員と会社とはどのような関係なのでしょうか。考えてみたいと思います。

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会社は誰の物?

はい、株主のものです。

日本のような資本主義社会においては、会社のオーナーは株主である事が大前提にあります。平たく言うと、お金を出資している者が偉い、というルールが資本主義なのです。

従って、会社が生み出した利益や損失の全ては株主に還元されます。つまり、株主に利益をもたらす手段として、会社という箱が存在する、という事です。

因みに、ここで言うところの株主とは、上場企業の株主はもちろんの事、未上場企業の株主(大半は、社長の家族などが株主のケースが殆ど)も含まれます。

この視点で見たときに、筆者のような従業員はどのような位置づけなのでしょうか。

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会社が従業員を雇う理由 

株主の視点では、会社は利益獲得の手段と言いましたが、儲かる事業を回していかないと利益を上げることはできません。

その儲かる事業を上手く回してくのに人材が必要になるから、会社は採用活動を行うわけです。 

そう考えると、会社が新卒採用でかなりのコストをかける理由も説明がつきます。

日本の法律上、正社員を簡単には解雇できないわけですから、入社後に役に立たない人材を採用してしまっては、会社としては困ってしまうわけです。そうならないように、新卒市場で多額の経費や人件費を投入して、優秀な人材の獲得に前のめりになるのです。

従って、入社間もない若手社員に対して、会社が月給や賞与を払うという事は、その従業員に対する先行投資という意味合いが大きく、会社としては、将来的に利益をもたらす人材に成長する事を期待しているのです。

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サラリーマンは株主のために働く

これまでの内容から、資本主義社会においては、サラリーマンは株主の利益のために働いている事に他なりません。

会社の業績が好調で利益が増加しても、それは株主が事業リスクを取った事に対する報酬であり、会社が生んだ利益は株主に還元されるべき、という解釈が資本主義の解釈なのです。従業員には基本的に還元されません。

従業員はあくまでも会社を運営していくための存在で、会社が上手く回っている限りにおいては、従業員の給与を増やすというインセンティブはありません。

もちろん、同業者間での従業員の奪い合いもあるので、有能な人材を退職させないために、出世や昇給といった形での報いはありますが、その程度もあくまで退職しない程度というガラスの天井が存在します。

もっと対照的なケースとしては、業績悪化に伴うリストラの時です。

会社がリストラを発表した時、株価が上昇するパターンが多い事はご存知でしょうか。リストラにより従業員は職を追われる一方で、株主は利益を得ています。これは、リストラによる人件費縮小を通じて、株主に還元される利益が増える事によるものです。

詰まるところ、従業員と株主とでは、生きている世界が全く違うのです。

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投資家へ転身すべき

これまで、残酷な表現も交えながら、株主視点からサラリーマンについて書いてきました。

こういう書きぶりをすると、会社員はバカバカしいから、投資家に転向したい、と考え出す方も多いかと思います。筆者もその一人です。

とは言っても、殆どのサラリーマンは投資だけで生きていくほどの資金力も無いのが普通だと思いますので、投資家としてだけで生活できる方はかなり少ないはずです。

そこで、サラリーマンの立場を逆に利用して、時間をかけて投資家を目指してみるのはどうでしょうか。

サラリーマン業で稼いだ月々の給与の一部を、毎月こつこつと投資に回すのです。

勤務先の倒産やリストラの憂き目に合わない限り、サラリーマンである以上は安定した月給を得ることができるので、この立場を利用して、毎月積み立て投資をしていきながら、徐々に投資家へと転身していく方法が確実だと個人的に確信しています。

夢の実現に向けて、一緒に頑張りましょう!!

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