【2017年8月ポートフォリオ】円預金の一部を米国資産に振り向けました

早いもので、あっという間に8月も終わってしまいました。9月に入り、以前までの猛暑も和らぎ、過ごしやすい気候になりつつあり、秋の訪れを感じる今日この頃です。

本題に入りますが、8月のポートフォリオ状況を公開します。

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前月まで円預金の割合が半分以上を占めていたため、円預金の一部を米国資産（株・債券・REIT）に振り向けています。これにより、円預金が占める割合が約半分にまで減少しています。

依然として、円預金の割合がまだまだ多いかなとの印象を持っています。

昨今、世界的に株・債券・不動産が高値圏で推移しているため、資産構成の変更は非常にやり難いのですが、今後も相場をこまめにウォッチしながら、ポートフォリオのバランス変更を進めていければと思っています。

配当目的で保有している8411（みずほFG）ですが、株価が190円を割り込んでおり、下落圧力がかかっています。

背景は、北朝鮮ミサイル問題によるリスクオフや、米国の利上げ観測の後退感から、円金利が低下しており、8411含む銀行株全体に対して売り圧力が強まっているためです。

日銀によるマイナス金利の導入以降、銀行の収益機会が奪われるとの見方から、銀行株全体が円金利に連動する形になっています。

直近の10年物円金利もマイナス圏に沈んでいるため、銀行株は売られやすい地合いとなっているようです。

一方で、株価が下落する事は、（配当額が不変であれば）配当利回りが増加する事になるので、今後も辛抱強くロング継続していきたいと思います。

参考までに、みずほの直近3カ月の株価チャートも貼り付けておきます。

（出典：ヤフーファイナンス）

銀行株の動きに反して、金は高値圏で推移しており、筆者の資産にもポジティブに影響しています。

これは、北朝鮮問題を背景とした安全資産への逃避先として、金の需要が高まっているのが大きな要因としてあります。

更に、金は米ドル建てで決済されるため、日本人投資家目線としては、金投資は米ドルに対する為替リスクも背負ってることになります。

これまでも、北朝鮮問題や欧州テロ事件などのいわゆる「有事」が表面化した際には、ドル建ての金価格が上昇していましたが、同時に、ドル円も下落（円高ドル安）していたために、円換算の金価格はそれほど変わらない状況が継続していました。

しかし、8月末の北朝鮮ミサイルの日本上空通過により、今まで通りドル建て金価格は上昇しましたが、ドル円の下落率は小幅にとどまった事で、円換算の金価格は上昇に転じています。

筆者の個人的見方としては、安全資産としての日本円の位置づけに対して、潮目の変化を感じているところです。

下記のBloombergの記事にも、金価格とドル円の動きについて説明しているので、ご興味あればご覧ください。

有事の「円」より有事の「金」、北朝鮮ミサイルが示す－チャート https://t.co/G5cPggE8Q9 @bloombergjapanさんから
— 怠け者投資家@ブロガー (@Lazy_Investor_) 2017年8月31日

怠け者サラリーマン投資日記