【国内主要ロボアド比較】フィナンシャルIQ低めは「投資一任型」のロボアドを選ぶべき
ロボアドに一人ワクドキ状態の筆者ですが、今回は具体的なロボアドサービスを見ていきたいと思います。
結論を先に書いてしまうと、フィナンシャルIQ低めの投資初心者は、以下4社のロボアドサービスから選択すべき、というのが筆者の立場です。
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そもそも、国内のロボアド業者は20社もある!
前回の記事で、フィナンシャルIQが低めの方は、ロボアドを利用すべきと書きました。
日経新聞によると、国内のロボアド業者はなんと全部で20社近くも存在しており、そのうち主要なのが7社との事です。
ベールを脱いだ「ロボアド」 草創期の実力を探る : NIKKEI STYLE https://t.co/YTnvW7okDW
— 怠け者投資家@ブロガー (@Lazy_Investor_) 2017年9月9日
更に、この7社の中でも微妙にサービスが異なり、いずれも最適なポートフォリオを提案する点は一緒ですが、その後の投資実行までやってくれる「投資一任型」と、投資実行は投資家自ら行わなければならない「アドバイス型」の2種類に大別されるようです。
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フィナンシャルIQ低めの方は「投資一任型」を選ぶべき
筆者は、ロボアド投資のメリットの一つに投資の自動化もあると思っていますので、「投資一任型」を推奨する立場をとっています。
「アドバイス型」は、ポートフォリオの提案だけしてくれて、実際の買い付けやポートフォリオのリバランスは投資家自ら実行しなければならないので、自動化の観点としてはイマイチ感が残ります。
そこで、以下「投資一任型」に属するロボアド業者、4社を比較していきます。
Wealth Navi(by ウェルスナビ)
【特徴】
- 米国上場のメジャーな低コストETFを中心にポートフォリオを構築
- ETFの銘柄数を必要最小限に抑えており、投資家視点で分かりやすい
- 手数料体系は、投資金額に対して年間1.0%(3千万円を超える部分は0.5%)
- 税金の最適化機能(DeTAX)が付いており、ポートフォリオのリバランスに伴う税金を最小限に抑えてくれる
- ネット証券最大手のSBI証券と連携
- THEOと並んでロボアド業界2強の1つ
THEO by お金のデザイン)
【特徴】
- 主に米国上場のETFを中心にポートフォリオを構築
- ETF銘柄数(マイナーなETFも存在)が多く、分散が効いているのかどうかが、パッと見て分かり難い
- 手数料体系は、投資金額に対して年間で1.0%
- Welath Naviと並んで業界2強の1つ
MSV LIFE(by マネックス・セゾン・バンガード投資顧問)
【特徴】
- 米国運用業界の雄である、バンガード社のノウハウを生かしたサービス展開
- ポートフォリオの組み入れ銘柄には、主にバンガードのETFに加えて、国内投信も含まれていて、若干ドメスティックな雰囲気
- 手数料体系は、投資金額に対して年間で原則1.0%未満(但し、1.0%以上になる可能性もあるようで、若干不親切な印象)
- Weath NaviやTHEOと比べると、マイナーな存在か
楽ラップ(by 楽天証券)
【特徴】
- ポートフォリオは国内投信のみで構成。米国上場ETFが使われていない点で明らかにマイナスポイント
- 手数料体系は、投資金額に対して年間で原則1.0%未満(パフォーマンスに応じて手数料が変わる成功報酬型の料金体系も用意されており、同業他社比で低めな料金設定の印象)
- 事前の質問数がやたら多い
- 株価下落のリスクが高まった時に、株式から債券にシフトする機能(TVT機能)がオプションで選べる(実際の的中率は不明。ポートフォリオのバランスを一時的に崩してしまうので、筆者としては微妙な印象)
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で、結局のところ、実際にどのサービスが良いのか?
ここまで国内ロボアドサービスを紹介してきました。
結局のところ、どのサービスが良さげなのか?
次回の記事で、この点について、筆者の考えを書いていきたいと思います。