【マネックス】ブラックロックと共同で激安ロボアドを開始 ⇒ サービス間の価格競争の契機となるか?
マネックスとブラックロックが共同で、投資一任型のロボアドサービス「マネックスアドバイザー」を開始するとの発表がありました。
早速、サービス内容を確認していきたいと思います。
- マネックスのHPに予告が出ていました
- 最大の特徴は手数料の安さ
- 投資対象銘柄は、国内上場のiShares ETFだった(米国上場は使われず)
- マネックスアドバイザーに対する筆者の意見 ⇒ やらなくていい
- マネックスアドバイザーは、国内ロボアド業界に一石を投じるか?
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マネックスのHPに予告が出ていました
筆者は日経新聞の記事で知りましたが、マネックスHPには広告が貼ってありました。
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最大の特徴は手数料の安さ
マネックスアドバイザーですが、最大の特徴は手数料の安さだと思いました。
HPによると、年間0.3%という驚異的な安さのようです。
ちなみに、国内主要ロボアド業者(Wealth Navi、THEO)の手数料は総じて1.0%の中で、0.3%という価格設定はかなり思い切った印象を受けました。
今回のマネックスの動きにより業界内での価格競争が激化して、ロボアド業界全体の手数料が下がってくるのを個人的には期待したいです。
手数料以外の面では、最低投資額は5万円と低いことや、月々の積立投資にも対応しており、ほかのロボアドサービスと遜色なさそうです。
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投資対象銘柄は、国内上場のiShares ETFだった(米国上場は使われず)
投資対象としている銘柄は、東証に上場しているiShares ETFとの事です。
iSharesはブラックロックが組成しているETFのブランド名ですが、マネックスアドバイザーが対象としている銘柄は、国内に上場しているiShares ETFであり、米国上場しているETFではないということです。
この点、筆者としてはネガティブ評価です。
というのも、筆者は、流動性の観点から、ETFは米国上場を選ぶべきという立場をとっているからです。
言うまでもなく、今やETF業界の最大手であるブラックロックと協業することは、マネックスとしてはかなりビッグチャンスだと思います。
ブラックロックといえば、いくつもの低コストのETFを世に出しており、業界のリーディングカンパニーですから。
筆者自身のポートフォリオにも、iSharesのETFを2銘柄(HDV、EPHE)が組み込まれています。
しかし、ブラックロックと言えども、国内上場ETFとなれば、流動性が小さい銘柄でしょうから躊躇してしまいます。
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マネックスアドバイザーに対する筆者の意見 ⇒ やらなくていい
マネックスアドバイザーをやってみたいかと問われれば、やらなくてもいい、が筆者の回答です。
理由は一つ。投資対象ETFが国内上場であることです。本当にこれだけです。ETFは本場の米国市場から選ぶべきという立場は変わりません。
これ以外の面では文句のつけようが無いくらい、素晴らしいサービスだと思います。
特に年間手数料0.3%については、称賛しかありません。やばいです。
ちなみに、米国の大手ロボアド業者であるWealth Front社の手数料は0.25%なので、マネックスアドバイザーの手数料0.3%がどれだけ魅力的なのかがうかがえます。
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マネックスアドバイザーは、国内ロボアド業界に一石を投じるか?
従来まで、国内ロボアド業者は、その手数料の高さ(総じて1.0%)がネックだと感じていました。低コストETF時代に、1.0%の手数料はどうしても高いと思わざるを得ないですから。
しかし、今回のマネックスアドバイザーの出現により、業者間の価格競争が激しくなり、他のロボアド業者の手数料も低下していく方向感を勝手に予測しています。
仮にWealth Naviの手数料が0.3%になった場合は、筆者もロボアドサービスを利用すると思います。かなりの確度で。
手数料は除いて、純粋にポートフォリオの投資対象だけを見た場合、国内ロボアド勢の中ではWealth Naviがベストだというのが筆者の意見です。
ともあれ、今回のマネックスアドバイザーの登場は、今後の国内ロボアド市場の方向感を定めるうえで、一つの転機になることは間違いないと思います。
今後の動向に注目していきたいと思います。
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