【分散投資】AT&T株価急落から分散投資の重要性を考える ⇒ 最終的に行き着く先はETFだと改めて思った
米国の通信セクターの主要銘柄であるAT&Tの株価が急落しています。
AT&Tの株価が急落している模様。動画配信サービスの会員数が減少している事が主因とのこと。
— 怠け者投資家@ブロガー (@Lazy_Investor_) 2017年10月15日
AT&T slides amid warning on video subscribers https://t.co/PC2IHr3fmD @FTさんから
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個別銘柄投資はリスクが高い投資スタイル
AT&Tは高配当銘柄として有名ですが、配当狙いとしてAT&Tの個別銘柄を重点的に購入していた投資家は、含み損を抱えている事だと思います。
筆者は、長期投資においては個別銘柄よりインデックス投資を推奨する立場をとっています。
なぜならば、インデックス投資においては、銘柄が分散されているために、特定の銘柄に対する偏りが小さく、リスクを低く抑えることが可能だからです。
個別銘柄に重点的に投資するスタイルは、どうしてもその企業の特有のリスク(ビジネス環境、財務状況、経営陣など)から影響を受けざるをえません。
今回のAT&Tの例では、同社株主は、高配当を享受する事はできますが、その代償として、同社のビジネスの一つである動画配信サービスのリスクを受け入れているに他ならず、そのリスクが顕在化したと整理することができます。
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分散投資により企業固有リスクを排除すべし
では、高配当を享受しながら、企業特有のリスクを排除する方法はあるのでしょうか。
答えは、分散投資です。
一般的に高配当と呼ばれている銘柄群に対して、偏りなく投資をする事で、個別企業のリスクを最大限抑えることが可能になります。
しかし、ここで問題が生じます。
筆者のような個人投資家にとって、高配当銘柄をすべて購入する軍資金など無いという事です。
米国株の単元株は1株の銘柄も多く、スタートしやすいのが一つの特徴ですが、それでも高配当銘柄すべてを一定の比率で購入するには、億単位の資金が必要だと推測します。
一部の富裕層を除いて、筆者のようなサラリーマン投資家の資金力は高が知れており、高配当銘柄すべてを購入する資金などありません。
では、どうするか?
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最終的に行き着く先はETF
インデックスに連動するファンド(投信やETF)を購入する事で、この問題が解決されます。
大抵の場合、投信やETFなどのファンドは、そのパフォーマンスが特定のインデックス(日経225やNYダウなど)に連動するように設計されています。
そして、世の中には数多くのインデックスが存在しています。さらに、投資家のニーズに応じて、日進月歩で新しいインデックスも開発されている状況です。
従って、資金力に乏しい個人投資家は、インデックスに連動するファンドに投資すれば、限られた資金力でも分散投資を実行することが可能になります。
一般的に、コスト面や流動性の面において、ETFのほうが投信より優れていると言われています。
最終的にはETFが正解なわけです。
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ETFの中でも米国上場ETFは最強
ETFは各国で上場されていますが、特に米国上場のETFは最強だと思います。
米国の高配当銘柄に投資する米国ETFでうちポピュラーなものの一つに、HDV(iShares Core High Dividend ETF)があります。筆者も購入している銘柄です。
HDVに拘る必要は全くありませんが、信託報酬に代表されるコスト面と流動性(出来高)に優れているかが、ファンド選びのポイントです。
米国高配当銘柄に限っては、HDVを購入しておけばまず間違いはないと筆者は考えます。
HDV以外にも、バンガード社から出ている類似のETF(VIG)もありますが、正直どちらでも良いと個人的に思ってしまいます。誤差の範疇かと。
米国ETFに辿りついた時点で、あなたは資産運用において相当の勝ち組だという事です。
極論してしまえば、米国上場の低コストETFであれば、その中の銘柄は大して重要ではないと思います。
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