怠け者サラリーマン投資日記

30代サラリーマンである筆者が、資産運用(株、債券、不動産など)や不労所得について語るブログです。

【17年振返り&18年見通し】HDV:米国株の調整局面到来でも、比較的堅調に推移か!?

今回の銘柄はHDV(iShares Core High Dividend ETF)です。資産クラスは米国株式で、その中でも高配当銘柄に投資するETFです。

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HDVは米国の高配当株式に投資するETF

HDVはNYに上場しているETFで、米国株式のうち高配当銘柄に投資するETFです。

具体的には、モーニングスター配当フォーカス指数との連動を目指すETFになります。

2018年1月5日時点での配当利回りは3%台前半で、それなりの高配当であることが分かります。

BLACK ROCKのHPによると、主な組み入れ銘柄は下記の通りです。

石油メジャーであるExxon Mobilを筆頭に、通信大手のAT&TやVerizonなど、日本人でも聞いたことのある企業群で構成されている事が分かります。

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(引用:Black Rock HP)

 

その他、HDVに関してはBlack RockのHPをご参照ください。

www.ishares.com

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2017年は、米国株式相場の上昇を背景に、HDVも堅調に推移

そんなHDVですが、昨年2017年のパフォーマンスについて振り返りたいと思います。

下の折れ線グラフは、HDVのパフォーマンス(ドルベースと円換算ベース)を指数化したものですが、DIAほどの一本調子ではありませんが、緩やかに上昇していた事が分かります。

更に、下グラフは配当を含んでいないベースなので、ここに配当(年率で約3%台前半)を加味すると、ドルベースで約13%円換算ベースでは約8%の年率リターンが生じていたと言えます。

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一般的に、高配当株式は配当という定期的なキャッシュフローが生じるため、純粋に株式というよりかは、債券的な要素も併せ持っており、株式と債券の中間的な金融商品として位置づけられる事があります。

それ故に、NYダウやS&P500のような代表的な株価指数の動きと比較すると、値動きが穏やかという性質があります。

2017年のようにNYダウやS&P500の年間リターンが20%以上の上昇を演じた一方で、HDVのそれが相対的に見劣りするのは、そういった理由が背景にあります。

但し、これは逆に言うと、相場が急落する環境下では、高配当銘柄は下落幅が相対的に小さいという事でもあります。

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2018年は、米国株式相場が調整局面を迎える中、堅調に推移か

まずは、2018年の米国株式全体の見通しから考えてみます。

過去記事にも書いた通り、2018年の米国株式相場は調整局面を迎えるというのが、筆者の目線です。

根拠として、米税制改革に対する影響はほぼほぼ株価に織り込まれている、という判断からです。

一方で、大きく売られる要因も見当たらないので、2018年は利益確定による売りと、値ごろ感からの買い需要とが拮抗して、一進一退の展開となると筆者は考えます。

そのような中で、HDVは高配当銘柄ゆえ、配当込みでのリターンで考えた時に、株式相場全体と比較して堅調な推移になるのでは、というのが筆者の見立てです。

上記の過去記事にも書いていますが、ドル円相場は若干の円安になる可能性が高いため、円換算ベースではさらにリターンが拡大するのではないかと思っています。

以上、HDVに関してでした。

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