怠け者サラリーマン投資日記

30代サラリーマンである筆者が、資産運用(株、債券、不動産など)や不労所得について語るブログです。

投資で購入している銘柄を公開します(米国REIT)

前回からの続きです。

投資で購入している銘柄を公開します(日本株と米国株編) - 怠け者サラリーマン投資日記

投資で購入している銘柄を公開します(フィリピン株とベトナム株編) - 怠け者サラリーマン投資日記 

今回は、米国REITについて語りたいと思います。

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そもそもREITとは?

REITはReal Estate Investment Trustの略で、不動産に投資するファンドの総称です。

通常、不動産に投資しようとする時は、アパマン一棟物・区分・戸建てなどの物件を購入して、それを賃借する事で賃貸収入を得るのが一般的です。

最近でも、低金利や背景に不動産投資が膨らみつつあり、東京などの都心部の不動産価格が急騰しているようです。

しかし、自分で物件を調達しようとする場合、次のようなデメリットがあります。

  • 物件の個別性(一棟物か区分か戸建て、築年数、立地など)が強くて素人では分かり難い
  • 物件価格が大きいため、ある程度まとまった現金が必要。故に、物件を幾つも購入して、分散効果が効きにくい
  • 物件購入後の管理や修繕が面倒

このようなデメリットを克服するために、REITが開発されました。REITの一般的なメリットは次の通りです。

  • 不動産投資のプロが運用するため、ど素人がやるより安心感がある
  • 一つの銘柄で複数の物件を所有しているため、物件の個別性が排除され、分散効果を享受する事ができる
  • REIT銘柄によっては、一口当たりの投資資金が数万円のものもあり、手軽に不動産投資のパフォーマンスを享受する事ができる
  • 物件の管理やメンテナンスも、プロに一任しているため、投資家は特に考える必要なし

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筆者が購入しているREIT銘柄はRWR

筆者も不動産投資の経験が無いために、ポートフォリオにおいてはREITにより代用しています。

しかし、米国株や日本株と同様に、REITについてもREIT市場の特定の銘柄を購入しているわけではなく、REIT市場全体のパフォーマンスに連動するETFを購入しています。

具体的なETF銘柄はSPDR Series Trust - SPDR Dow Jones REIT ETF(RWR)です。

これは、ダウREIT指数との連動を目指すETFになります。

ダウREIT指数とは、米国のREIT銘柄や不動産セクター株式で構成される指数で、米国全体の不動産セクターのパフォーマンスを示す指数になります。

不動産と一口に言っても、オフィス・住居・倉庫など、その用途は様々ですが、このダウREIT指数は全ての不動産に投資しているのと同じパフォーマンスを享受する事が理論上可能となっています。

ダウREIT指数以外でメジャーな指数として、MSCI米国REIT指数というものもあり、これに連動するETFも存在します。

筆者としては、どちらの指数も大差ないと思います。RWRを購入している理由は、口座を持っているマネックス証券で扱っているREIT関連のETFでは、RWRが最もコストが低かったからです。

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RWRの基本情報

RWRの基本情報として、Yahoo Financeから引用(8/18時点)しておきます。

価格:91.34USD

分配利回り:3.95%

コスト:0.25%

RWR : Summary for SPDR DJ Wilshire REIT ETF - Yahoo Finance

 1株から購入可能なので、日本円で約1万円で1株購入する事ができます。

分配利回りとは、株式で言うところの配当利回りに該当する数字ですが、RWRは3.95%とかなり高い水準です。単純比較はできませんが、利子がほぼゼロである円預金と異なり、米国の不動産投資は平均で4%の利回りを投資家に与えてくれるという事です。

最後にコストですが、年率で0.25%です。ターゲットとなる指数がダウREIT指数という有名な指数である事を勘案すると、米国に上場しているREIT関連のETFの中では、低コストの部類に入ると思っています。

読者の方で、RWRより有利なETFをご存知であれば、是非教えてください。

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REITはミドルリスク・ミドルリターン

一般的に、株式はハイリスク・ハイリターンで、債券はローリスク・ローリターンと言言われており、ちょっと前までは、株式と債券を組み合わせてポートフォリオを構築するのが主流でした。

しかし、金融技術の発展や法整備が進化していき、REITが世に登場した事で、株式と債券の中間のようなパフォーマンスを享受する事ができるようになりました。

つまり、投資家目線では、ポートフォリオの構築においてREITを組み込む事で、更にリスクが分散させる事が可能となりました。

供給量の観点から、依然として、株式と債券が金融投資における王様的な位置づけで、REITは若干劣後します。しかし、資産運用の観点では、ミドルリスク・ミドルリターンを提供してくれるREITもポートフォリオに組み込む事でリスクを分散すべき、というのが筆者の意見です。

従って、今後の積立投資においても、一定割合はRWRの購入に充てていく予定です。

読者の方のご意見はいかがでしょうか。REITに関するご意見ございましたら、コメント頂戴できれば嬉しいです。

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